めっきり朝も涼しくなって季節も秋めいてきましたね。

 美大・芸大受験福岡中央美術では、2019年10月20日(日)に公開コンクールが開催されました。多様な課題に対応するために福岡中央美術では、10月20日(日)に「石膏デッサン」「人物デッサン」、11月17日(日)に「卓上デッサン」、「静物デッサン」、「構成デッサン」が開催されます。

 今日は10月20日(日)の様子をお伝えしたいと思います。当日は秋らしいさわやかな晴れの天気でした。早く来た生徒は7時30分過ぎから美大・芸大受験福岡中央美術に入場していました。」8時30分、説明とコンクール用紙の配布があり、9時ちょうどにスタートしました。

参加受験生は 何と!「52名」石膏デッサンの会場はいっぱいいっぱいでした。参加受験生も福岡、佐賀、長崎佐世保と数県にわたり活気ある「公開コンクール」になりました。、2019年10月20日(日)の公開コンクール課題は「人物デッサン」「石膏デッサン」です。

「人物デッサン」課題です。受験課題で人物出題はだいぶ少なくなってきましたが、レベルの高い美術大学、特にファインアート(油画、日本画、彫刻、教育系美術)の学科だとよく出る課題です。高校や予備校でも、モデルをお願いすることが少なくなっていく傾向なので、このような機会は貴重ですね。

デッサン課題としては描写力、観察力、構成力、構造を学ぶには重要です!

 

こちらは「石膏デッサン」の様子です。大学受験課題が基礎力重視になってきているのでしょうか?また地元大学の佐賀大学人気から「石膏デッサン」受験者が多い気がします。

何といっても「石膏デッサン」は基礎力、描写、構図、陰影の段階、質感、量感、などを学ぶ基本です。非常に大事な課題です。

 

例年の中で、今年は全体レベルが高く感じます。変な技術重視の学生や、勢いだけの学生は少なく、しっかりとコンクールでも丁寧に形を捉えたり、修正したり。好感が持てますね。

 

実技試験はこのように前列が見えるのですよね!モチーフよりも前の人の作品に目が行っちゃう学生もいますから注意が必要です( ´∀` )

 

6時間の試験はあっという間に終了し、1時間の厳正な順位付けが終わったら表彰式です。上位に入った皆様おめでとうございます!この順位に甘んじることなく受験前気を引き締めて頑張ってくださいね。学院長から、今年の全体評をいただきました。しっかり自分の力量を出せた人、自分の力が発揮できなかった人それぞれに優しい言葉と励ましの言葉をいただきました。

 

表彰式では、福岡中央美術ならではの豪華な副賞も発表されました。「人物デッサン」第1席は、油絵「油一」のセットです!東京芸大絵画組成の先生が監修した、美しい油絵画材です。とっても高級なんです(;^_^A。「石膏デッサン」第1席は油絵セット!デザイン科でもこれさえあればすぐに油画科に転科できるかも?

 

表彰式の後は、「人物デッサン」「石膏デッサン」に分かれての課題別講評を行いました

「人物デッサン」では絵画系ならではの世界観のあるデッサンに対しても、基礎力と構成力のバランスが大切と力説している油画科の成田先生です。

「石膏デッサン」は大人数!日本画科の宮下先生から、上位に入ったデッサンを中心に、評価点やマイナスポイント、そして今後どのような点を改善していくか的確にアドバイスをいただきました。

さあ、次は11月17日(日)開催の公開コンクール(卓上・静物・構成)です。申込受付中ですので皆さん奮ってご参加ください。

公開コンクール申し込み・問い合わせ(受付時間9:00~20:00)℡092-737-5340  受付ページhttps://www.fc-art.com/contact.html