令和元年6月24~26日のデザイン工芸科昼間部はシルクスクリーン実習でした。
Tシャツに自分でデザインした図版を作成しプリントしました。

課題は

「あなたがアパレルブランドを立ち上げたと想定して、そのブランドイメージが伝わるロゴや図柄をデザインしなさい。」というものでした。

実際に企業が制作する方法と同じ行程を踏み、シルクスクリーンの版を制作して生徒が購入したTシャツに自分でデザインした図柄を実際にプリントする課題です。

日頃からデザイン・工芸科の生徒たちは構成デッサン、平面構成、立体構成といった構成課題というものを行っていますが、こういった課題は常に「テーマ」に対して自分がイメージしたものを、図形や色を駆使していかに相手に伝えられるか試行錯誤をし制作しています。

なぜそのような課題を日々行っているかというと、もちろん「試験で出題されるから・・・」なのですが(笑)

そもそも構成課題というものは例えば将来デザイナーになった時に、クライアント(仕事の依頼者)からデザインを発注された際に、クライアントの要求に耳を傾けて、イメージに寄り添ってデザインが出来るようになる為のシュミレーションをしていると言えます。

ということで、今回の課題の狙いはいつもの構成課題とは違う逆の視点からデザインを考えてもらい(プロのデザイナーになったつもりで!)日頃のデッサンや課題もしっかりとしたイメージを持って画面づくり、形作りをする重要さを実感してもらう為の課題として出題されました。

この課題を通して、作品のクオリティーを上げる事の大切さ、実際に人が使うものをデザインすることの楽しさを実感できたと思います。